2014年08月02日

映画「catch me if you can」を観て~②学び・気づき

さて、映画「catch me if you can」を観ての学び・気づきを書いていきたいと思います。

この映画は、さきほど復習として記載したNLPのテクニック(ペーシング、ミラーリング、バックトラッキング、
モデリング)がふんだんに使われている、実話をもとにした映画で、ストーリーも大変面白かったです。
大まかなストーリーは、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公が、両親の離婚をきっかけに16歳から一人
で生活していくために詐欺師になって、FBIから追われつつも、何度も逃げ切り、とうとう最後には捕まって
しまいますが、ハッピーエンドで終わります。

主人公は、学校に転入した初日から1週間も先生になりすましたり、パイロットやスパイ、CIA,医者、
弁護士に次々となりきっていきます。
なりきるためには、まずは情報収集が必要ですが、学校の新聞委員を装って引退したパイロットから
専門用語や仕事の内容、年収などさまざまなことを聴きだしたり、スパイや医者、弁護士の出てくる
映画を見て身振り手振りや話し方・声のトーンなどをまねしたり、またはそれぞれの業界で働く女性を
ナンパして情報を聴きだしたりもします。初対面の女性との距離を縮めるために必ず使っていたのが
バックトラッキングです。初対面の女性に対して、ます名前を尋ね、すぐにその名前で相手を呼んでから
会話を始めます。事実や感情だけでなく、会話の始めに相手の名前をバックトラッキングすることも
大切なんだと思いました。

そこからは、ペーシングやミラーリングを使いながら相手の話を傾聴し、自己重要感を満たしていきます。
相手が仕事の失敗で落ち込んでいたら、大丈夫となぐさめて、できる仕事を振ってそれができたら
褒めたり、また銀行の窓口では若くてかわいい銀行員を用件のついでにナンパしたりという具合です。
そうやって仲良くなった女性からモデリングしたい職業に必要な情報を得たり、実際にモデリングする際に
配役の一つとして一緒に行動したり、詐欺に必要な情報を聴きだしたりして、ストーリーが進んでいきます。

そのように情報を得たら、なりきるためにモデリングをするのですが、鏡を見て実際に身振り・手振り、
声のトーンや話し方を徹底的に練習したり、モデリングする対象の人と同じ洋服や車をそろえたりして、
実際に現場に出てなりきるわけです。そこで大事なのは、堂々と演じること。あたかもなったかのように
振る舞うのですから、当然なんですが、これがまたすごいです。そのためには徹底した情報収集と練習が
必要だと思いますが、それに加えてその業界で使われている専門用語を当たり前に使うこと。そうする
ことで相手の信用度が一気に高まります。映画では、パイロット同士の用語で、機材とは自分の乗って
いる飛行機の種類を指したりということがありました。

最後にまとめると、ある人をモデリングするためには、その人自身と会って接して観察するか、
できなければ映画や動画で観察たりその人に近い人から情報を聴きだしたりして、身振り・手振り、
話し方や声のトーン、姿勢・歩き方、身なりなどの外見から、考え方・価値観・信念などの内面を分析・
研究し、それから鏡を前にして徹底的に練習し、あとは実際に堂々と演じきる、ということです。また、
その情報収集に際し、相手との信頼関係を構築するするために、相手との調子を合わせるため
ペーシングやミラーリングを使いながら、会話の中にバックトラッキングを交え、傾聴し、相手の
自己重要感を満たすことです。

NLPの勉強にもなるし、ストーリーも、家族・父子関係も描写しながら進んでいき最後はハッピーエンドで
終わるので、とてもおススメの映画です(*^^*)

珍田先生、素敵な宿題をありがとうございました(^O^)/
期日ギリギリだったけど、間に合ってよかった(´Д`)






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